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フェレット

予防

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予防

 フェレットの飼い主には、早期に予防の重要性について指導をしておかなければならない。通常は、繁殖所において初回のワクチンは接種されている場合が多いが、有効な時期に接種されているとは限らない。入手された飼い主には、初年度のワクチンを確実に完了する必要があると同時に、犬糸状虫症の予防、内部寄生虫の検査及び駆虫の必要性を指導する。この時期に来院した飼い主には、適切な食餌や飼育環境についても十分指導する必要がある。ワクチンやフィラリアの予防は毎年必要であることも十分説明する勧めるべきであるが、比較的犬猫の飼い主よりは予防に対する意識は高い。その際には全般的な健康診断も可能である。

ワクチン
 フェレットにはジステンパーワクチンの接種が推奨される。欧米では狂犬病の予防注射も実施されるが、日本国内ではあまり行われない。フェレットは非常にジステンパーウイルスに対する感受性が高いとされ、ワクチン接種を行っていないフェレットが感染した場合には100%の致死率とする報告もある。 犬猫同様母親からの移行抗体を考慮し、8週、12週、16週の3回接種が提案されている。その後毎年1回の接種が推奨される。
 欧米ではフェレット専用のワクチンや遺伝子組み換えワクチンも上市されているが、日本国内にはフェレット用として認可されたものはなく、犬用の弱毒ワクチンのみだろうと思う。欧米の書籍には犬用の多価ワクチンや、フェレットの細胞で培養された弱毒ワクチンの使用をしないような記載もあるが、日本国内では他に選択肢が無い。り病中の個体、免疫に問題が生じている個体に対する接種は注意が必要である。
 ワクチンの副作用は当然考慮される。アナフィラキシーの報告もある。アナフィラキシーの反応については犬猫同様30分程度で生ずることが多いとされるが、軽度のアレルギー反応は数時間の経過でみられることもある。症状としては、嘔吐、下痢、血便、粘膜や掌球の充血、流涎、発熱などである。ワクチンの副作用の治療としてはデキサメサゾン、ジフェンヒドラミン、エピネフリンなどの投与を行う。フェレットでも接種部位の肉芽種の報告がある。
 通常ワクチンによる予防効果は副作用のマイナス面を上回ることから推奨されるものと思うが、フェレットにおいては時に強い副作用も想定される。個々の動物において年齢や健康状態、飼育環境などを考慮の上で、接種を行うかどうか、十分考慮した方がよい場合もある。過去にワクチンの副反応を経験したフェレットの場合は、接種を避けるか、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬を事前投与する方法もある。

犬糸状虫症
 蚊が存在しない地域に住んでいない限り、犬糸状虫症の予防も必要である。屋内飼育であっても予防は行った方がよい。
 日本国内ではほぼ全国において予防は必要と思われるが、予防期間については地域の状況に応じて変更する必要がある。通常は犬とほぼ同様の予防期間で十分と思われる。投薬量については資料的な裏付けがあるわけではないが、イベルメクチンとして10mcg/lb(22mcg/kg)を月1回とする報告がある。犬に比較してほぼ倍量を投与することが多いようである。なお、筆者は健康なフェレットでイベルメクチンの錠剤を与え、全く消化されない状態で糞便とともに排泄された例を経験している。


フェレットプルーフィング
 本来の病気の予防とは異なるが、事故防止のために飼い主にはぜひ以下の点も勧めていただきたい。
 フェレットはゴムなどの異物をくちゃくちゃ噛むことが大好きで、これを飲み込んでしまうために、消化管に閉塞を生ずることがある。こういった行為は1歳以下の若いフェレットにより多くみられる。最も一般的な外来異物は、タオルや綿ボール、プラスチック、金属、木の他に、ラテックスゴム製のペット用のおもちゃ、フォームラバー、靴底や靴の内底、パイプの絶縁体、椅子のフットプロテクターなどである。
 またフェレットは年に2回程度還毛がみられ、この時期にはフェレットが毛を舐めることで胃内に毛玉を形成してしまうことがある。特に2歳以上のフェレットではよく見られるとされる。
大きすぎて通過困難な外来異物の多くは胃に滞留し、慢性の消耗性疾患を引き起こす。時にこの状態が数カ月続くこともある。もしその外来異物が胃を通過して小腸で滞留すれば、ペットは急激に元気を消失し、脱水状態になり、腹部に疼痛を呈するようになる。
部屋の中からそのような危険性のある物を排除することをフェレットプルーフィングと言い、これによって安心して室内でフェレットを遊ばせることができる。
毛玉に関しては、ネコの緩下剤を毎日ないし1日おきに与えることでも予防できるが、還毛を可能な限り飼い主の手で除去してあげることが好ましい。


検疫
すでにフェレットを飼育している場合に、新たにフェレットを家に入れるときは、感染症対策として一定の検疫期間を設けるとよい。飼育する部屋だけでなく、飼育用品も完全に別のものを使用するように注意が必要である。検疫期間としては1ヶ月程度が推奨される。新たに飼育を開始したフェレットを扱った場合には、消毒石鹸などで手を洗い、感染性疾患の蔓延防止に気をつけなければならない。


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